こんにちは。
Rich Heartプロジェクト沖縄 発起人のさつき(大城 五月)です。
普段は沖縄県沖縄市で、居宅介護支援や病院付き添いなど、高齢者や障がい者に関する仕事をしています。
プライベートでは2度の離婚を経験し、3男2女の子を育てるシングルマザーです。
私自身、物心ついた事から母と二人で暮らしている、いわゆる「貧困」と言われる環境で育ちました。
しかし、貧困と言われることや、「貧困」と言われる環境にいる人たちがどこか哀れみを持った目を向けられることに違和感と嫌悪感を抱いている自分にふと気づきました。
貧困ってなんだろう、悪いことなのだろうか。
貧困だと不幸なの?
そんな疑問に対し、当事者を交えて対話・探究しているのが、Rich Heartプロジェクト沖縄です。
プロジェクトを通して沢山の人と対話を重ねる中で、
貧困と言われる環境は確かに大変で生きづらさもある。
でも、決して「=不幸」ではないということ、 大変な中にも幸せは確かにあり、その幸せを感じられるかどうか、そこに幸せがあると信じられるかどうかが大切で、
「幸せを感じられる心」は「貧困」という環境さえも味方にしてしまうのではないかと思うようになりました。
私はかつて貧困の渦中にいた当事者のようだけれど、貧困とは何かも、具体的に何が課題なのかもはっきりと伝えることができません。
貧困という環境の中にも幸せはあり、そもそも解決しなくても良い課題があるかもしれないことも、現時点では確信をもって説明することもできません。
「貧困」という抽象的で分かりにくいものの正体を知る・考えることが、その先の一歩に繋がるという思いで、人生をかけて沖縄の貧困言われることに向き合う覚悟を持って、Rich Heartプロジェクト沖縄を推進しています。
MY half life 〜さつき〜
- 座談会等で「育ってきた環境」や「貧困と言われること」について、それぞれの考えや思いを共有する。
- 活動の内容をSNS(Facebook、X:旧Twitter)やWEBで発信する。
- 何か気づきを得た人が、自分なりの「Rich Heartプロジェクト」を動き出す。
- すでにある貧困に関するデータや情報にとらわれず、原体験をもとに貧困問題について発信し、様々な意見を共有する。
- 意見を共有する中で見えてきた「環境」「困りごと」等と「貧困」がどう関係するのかを考える。
- どことどう比べて貧困なのか、比べる必要があるのかも考える。
- 解決したほうがいい「困りごと」に対し、誰がどのように動けば解決できるのか(どのように解決しているのか)を確認する。
- 「沖縄の貧困問題」と言われることを解決すべく活動している方々と繋がり、点と点をつなげることで立体的に動く。
このサイトの使い方
ここに集まるのは、沖縄を現在進行形で生きる人たちのリアルな人生。
「貧困」という抽象的な言葉に収まらない、
ひとりひとりの生きている道。
あの人の人生を、そっと覗いてみてください。
\こんなあなたにこそ活用して欲しい!/
メッセージ
Rich Heartプロジェクトのロゴは、
道端に咲いている「ムラサキカタバミ」がモチーフです。
葉っぱの形がハート型で、まさに「Rich Heartプロジェクト」にピッタリ!
淡いピンクと紫が混ざったような可憐な見た目と裏腹に、生命力が強い雑草です。
この花はその辺に生えている、特別じゃない存在に見えるかもしれない。
でも、アスファルトのような硬い地面でもしっかり根をはり、咲き誇るその姿が私にとっては強く、美しく見えました。
どんな環境でも、美しく咲くことができると元気をもらえた気持ちになります。
また、ムラサキカタバミの花は夜になると、眠るように花びらを閉じます。
そして朝を迎えると、まるで目覚めるかのようにまた花びらを広げるといいます。
もし、これを読んでくださっているあなたが
動きたくても動けなくて、この場所から抜け出したいのに出口が見えず
動けない自分を責めているとしたら、今は体力温存のタイミングなのかもしれません。
小さくて強くて美しい花のように、夜は花びらを閉じてもいい。
あなたのベストなタイミングで、また花びらを開きたいと思った時にこのサイトが少しでも寄り添えていたら嬉しいです。
「心の輝き」「喜び」これはムラサキカタバミの花言葉で、Rich Heartプロジェクトが大切にしているキーワードでもあります。
プロジェクトを始めた時、一つのフレーズに私の心が大きく反応しました。
それは書籍「星の王子さま」にある
「Happiness doesn’t lie in the objects we gather around us.
To find it, all we need to do is open our eyes.
(幸せは探すものの中にはない。大切なものは目では見えない。
だから、心の目で見ないといけない」という一文。
その言葉の意味を私は
「幸せはもうすでに目の前にある」
「幸せや豊かさは私たちの中にある」と解釈しています。
大変な状況の中にも「幸せ」はあって、「幸せを感じられる心」は「貧困」という環境さえも味方にしてしまう力があると信じています。
Rich Heartプロジェクトを通して、そんな可能性をみんなで模索しましょう。
いつの日か「沖縄の貧困」という言葉が、必要のない世界が実現することを願って。
Rich Heartプロジェクト発起人 さつき